コンサルタントのアサイン計画

ERPシステムの導入コンサルタントを多く抱えている企業にとって、各社員を効率的にアサインできることが業績に大きく関わってきます。一言に「効率的」といっても、そこに含まれる内容は様々です。単純に考えれば、従業員の稼働率を高めることに注視しそうですが、財務的な観点だけに囚われていてはいけません。従業員の満足度・スキルセット・成長可能性など様々な要因が存在します。

企業の業績を長期的に見たときに、従業員を会社に定着させることが、企業の総力をアップさせることになり、イメージアップにもつながります。従業員がアサインされたプロジェクトにマッチしており、プロジェクト内容が従業員のスキルアップにつながれば、満足度も高まります。

1人の従業員が離職することによる損失は、採用時から離職時までのコストだけではありません。その人が持つ知識も失われ、企業のイメージダウン、他の社員のモチベーションダウンにもつながってしまうかもしれません。より計画的に、より適切なプロジェクトに従業員をアサインしていくことが求められています。

大企業で、すべての従業員を効率的に管理するには人事管理システムが不可欠です。今回は、SAPの人事管理システムである「SuccessFactors」の要員計画部分のソリューションが、これらの課題に対してどのように対応しているかについて触れていきます。

SAP SuccessFactors Workforce Planning

「Workforce Planning」では、従業員の実績と評価を可視化できるように設計できます。従業員の目指すキャリアを踏まえた、戦略的な計画を立案することができ、最終的な評価まで、一気通貫に管理できるところが魅力です。個々の従業員に対する計画を立てつつも、全社的な財務計画に対しても状況を把握することができます。データが一か所に集約されていることで、高い予測精度で業績を管理していくことが可能です。個人と企業を双方の観点を踏まえつつ、明確なコスト負担部署管理も行うことができ、ストレスフリーな人員計画が実現されます。

クラウドシステムにより情報が可視化され、より迅速に、現状にそった人事計画・判断を行うことができます。より明確な意思決定を行うための情報を集めるためのツール・思想がWorkforce Planningには詰め込まれています。

SAP SuccessFactors Workforce Analytics

Workforce Analyticsでは、人事に関する指標を提供してくれます。従業員に対する指標ほど、定量化しづらいものはありません。各上司は、自身の部下の評価を高くして上げたいと思う一方で、企業全体を考えて公正な評価を行う必要があります。しかし、その評価の中には単純な業績評価以外にも企業内に与えている影響も含める必要があります。SuccessFactorsは、様々なバイアスを排除した形で、複数の視点を定量化できるようなソリューションを提供してくれます。

SAP Digital Boardroom

現場レベルの人員計画を、経営層にも的確に伝えることができます。どのような人事プロセスを経て、計画が立案されているのか。市場の需要に対して、従業員のキャリアプラン・モチベーションを考慮した形で、どのような供給が行う予定なのか。あらゆる指標を視覚的にとらえることができます。

まとめ

各企業をつくりあげているのは、「人」です。企業・社会は、多くの人の感情が作り上げているものであるがゆえに、それぞれの人のサマリー値を指標化するのは難しくなると思います。多くの管理者が悩みに悩んだ結果が、最善の選択とは限りません。しかし、なるべく公正に、的確な選択をできる可能性が高くなるツールは存在してきています。SAP社の、SuccessFactorsを含め、多くの人事管理システムに目を向け、より良い組織形成をしていく必要があるでしょう。