グローバルで活躍できるSAPコンサルタント

SAPは、これまで世界中の大企業に導入されてきました。もちろん、日本の中でも世界中にグローバル展開している大企業への導入実績は多いです。複数の拠点に導入する場合、まずは国内への導入がテンプレートになる形で進め、その後、何拠点かにロールアウトしていくようなケースが多いです。グローバル展開する上で、最も重要なのはテンプレートとなる最初の導入拠点を安定稼働させることです。

ロールアウトを行うプロジェクトの場合、複数の国に出向いてSAPの導入を行うことになります。グローバルでビジネスを行いたい人にとって、SAPコンサルタントは、とても魅力的な職種といえます。SAPの製品知識・担当の業務知識・英会話と多くのスキルが求められますが、スキル相応の活躍できる舞台が世界中に存在しています。

グローバルに展開する場合でも、SAPコンサルタントに求められる多くのスキルは同じです。プロジェクトの上流フェーズを担当することが多く、顧客の要件を理解し、適切なソリューションを提供していくことに変わりはありません。特徴になるのは、テンプレートとして(各拠点共通)の要件か否かを常に意識しながら要件を整理していくことです。最も重要なのは、テンプレートに対する要件ですが、それ以外にも導入拠点の法的要件や特殊な商習慣がある場合は、注意しながら進めていく必要があります。

グローバル展開で解決される経営課題

SAPをグローバル展開することで、解決できる課題は多くあります。例としてよくあげられるのは、「業務の標準化」です。購買・生産・販売・会計それぞれの業務フローを作成し、各国共通の機能を使用することで、業務オペレーションの標準化と効率化が期待できます。「標準化」というワードは、SAPの代名詞的に使われるほど、世界的にスタンダードで使用できる機能群が備えられています。

もう一つは、「情報の一元管理」です。グローバルで展開しているビジネスの状況を、本社で集中して把握することができ、経営状態の「見える化」が期待できます。最近は、情報分析系のツールが豊富にあるため、SAPで一元管理している情報を、情報分析システムでレポート化するケースが多くなっています。

SAPがグローバルで使用される理由

グローバル展開している大企業がERPシステムを導入する際、SAPはとても魅力的な製品です。それは、複数言語・複数通貨に対応していることがあげられます。SAP標準機能に関しては、各ユーザーのログイン言語で使用することができます。この仕組みによって、導入を検討する際に、使用ユーザーの言語スキルを意識する必要はなくなります。また、通貨については、あらかじめISO(国際標準化機構)に準拠した通貨コードが準備されています。さらに、SAPは国固有の法的要件など、多くのクライアントの必須要件になるものは、標準でサポートされている機能が多い点も、多くの企業から選ばれている理由の1つです。

まとめ

SAPコンサルタントは、SAPというグローバルで使用されている製品の特徴上、海外での活躍の場が多くあります。ロールアウトを行うプロジェクトでは、必然的にプロジェクト期間が長くなります。長いプロジェクト期間の中でも、継続して高い意識を保っていく必要があります。さらに、導入拠点ごとに、リリースの緊張感を味わうことになります。体力的にも、精神的にも、多くの負荷がかかることは間違いありません。しかし、SAPコンサルタントには、それらの負荷を超える魅力(世界を股に掛けて活躍できる)があるのではないでしょうか。