SAP認定コンサルタントとは?

SAP認定コンサルタントとは、SAP社が提供しているSAPの製品(従来型およびクラウド型)と製品内のモジュール別の試験に合格している人を指します。SAPの試験は、SAP製品の範囲の広さから、製品・バージョン・モジュール単位に細かく分類されて提供されています。SAP認定コンサルタントの資格を保持していれば、名刺にも記載できますし、プロジェクトへの参画面接の際に、大きな信頼を与えることができます。SAPの資格を保持していなくても、SAPを扱うプロジェクトに参画することは可能ですし、SAPコンサルタントとして働くことは可能ですが、SAPコンサルタントを本職とするのであれば、必ず保持しておきたい資格です。

SAP認定コンサルタント資格の受験方法は?

SAPの認定コンサルタント資格は、インターネット経由で受験することができます。オンラインの試験は、パソコンのWebカメラを通じて監視されます。この仕組みがあることで、いつでも何処からでもSAPの試験を受験することができます。2019年12月までは、SAPの試験会場に出向き、専用のパソコンで受験していました。試験の受験日時は、いくつかの候補日時から選択する仕組みで、スケジュール調整にも手間でした。しかし今は、ピアソンVUEというWeb試験の仕組みを使用しており、かなり快適になりました。

受験価格も、これまでは1回約5万円と高額な試験でしたが、Web試験になったことで6回約5万円とかなり値下げされました。Web試験を導入したことで、受験コストが下がったと言えますが、それだけが値下げの理由ではないと思います。SAP社が抱える2025年問題を乗り切るために、SAP技術者の数をできるだけ増やすために、なるべく受験しやすい環境を整えたのではないかと考えられます。

SAP認定コンサルタント資格の難易度は?

認定試験の受験料が下がったからといって、テストの難易度も下がったわけではありません。SAPの認定試験は、これまで通り専門性がかなり高く、プロジェクトの経験値を蓄えたうえで、しっかり受験対策をしておかないと合格しません。各バージョン、モジュール別に試験が分けられているだけあって、SAPを触ったことがないと理解できない用語も多数出てきます。独学で勉強して合格することは結構難しいですが、企業に属していて、それなりの対策を打つことで合格率を比較的上げることができます。

また、SAPの認定試験は、受験後に「終了ボタン」を押下すると、すぐに合否の結果がわかります。そのタイミングで、受験した試験の問題も再確認することができなくなってしまうので、試験の問題を持ち帰ることはできません。過去問等で学習するよりは、受験する範囲の知識をプロジェクトでしっかりと身に着け、その知識を受験対策として言語化しておくことが好ましいと思います。

まとめ

SAP認定コンサルタントの試験は、SAPの技術者にとって1つの登竜門と言えます。SAPという製品は、幅広い業務範囲をカバーしているため、自分自身がプロジェクトでの経験で、どの程度の知識を身に着けたのか、客観的に理解するのは難しいです。そこに、SAP認定コンサルタントという試験があることで、自身の知識を客観的に理解することができます。各コンサルタントが資格を保持することが、プロジェクトメンバーを構成していく際の1つの指標にもなります。

試験の難易度(専門性)が高めであり、受験費用も高めであることから、頻繁に受験することは少ないと思いますが、プロジェクトの切れ目等で、自身の実力を測り、自信をつけていくことで、SAPコンサルタントの高みを目指していけるのではないでしょうか。