はじめに

SAPコンサルタントの年収は、所属している企業や働く場所によって様々です。SAPコンサルタントが所属している企業は、情報系の大企業やコンサルティングファームから派遣として働いている人まで幅広く存在します。これまで、筆者が現場で働いてきた経験も含めつつ、所属している企業別の待遇について少し掘り下げてお伝えしていきます。

所属している企業別の待遇


大企業なので、年収はしっかり高めです。知名度が高く、就活生からの人気も高い企業が多いです。情報系の大企業は、プライムの案件を数多く保有しているため、自社の保有するプロジェクトで、新卒からしっかりとステップアップできるでしょう。また、上流フェーズに携わる機会が多いため、コンサルティングおよびマネジメントスキルが求められることになるでしょう。


コンサルティングファームが、SAPコンサルタントの数が最も多く、年収も最も高いと言えます。他の会社からの転職メンバーが多く、人の入れ替わりが激しいです。コンサルティングファームに転職すれば、年収を飛躍的に向上させることができるでしょう。しかし、大事なのはその先で、外資系のコンサルティングファームは昇進条件が明確に定められているため、その条件を満たさないと昇進が難しいです。自分自身をしっかり律することができ、常に次のステージを目指す人には最適な環境といえます。


自社のプライム案件をいくつか保持しつつも、大企業やコンサルティングファームのセカンダリー企業として働くケースが多いです。給与水準は、一般的な中堅・中小企業よりは高いですが、大企業やコンサルティングファームには劣るでしょう。自社の人数が多いわけではないので、複数の企業で協力してプロジェクトを構成しているケースがほとんどです。中堅・中小企業でも、各会社で得意分野が分かれており、上流のコンサルティングが得意でSAP標準機能の知識が豊富な企業や中流から下流の設計やABAP開発を得意とする企業など様々なので、上手く協力することが成功のカギとなります。上流のコンサルティングよりも、開発よりの作業を好む方は、中堅・中小企業が向いていると思います。


フリーランスのSAPコンサルタントも、多数います。年収は、個人の経験とスキルに依存しますが、一般的には高収入と言えるでしょう。優秀なフリーランスの人は、大企業やコンサルティングファームに抱えられているケースが多く、一度信頼を得られれば長期的に好条件で契約することが可能でしょう。フリーランスの場合、SAPの新しい情報は自分から能動的に入手しないと得られないため、常に自身で情報収集していく必要があります。


派遣社員、アルバイト、パートの人は、システム運用・保守を行っているプロジェクトで一定数存在します。導入のプロジェクトの手伝いをしてもらっているケースも少なからずありますが、SAPコンサルタントして働かれている方は少ないと思います。単価も、正社員とは異なり、一般的な派遣社員、アルバイト、パートと変わらないケースがほとんどです。

働く地域について

SAPは大企業に導入するケースが多いため、本社のある大きい都市での需要が高いです。平均年収は、関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)が上位を独占しています。ただ、所属している企業の本社は東京にあり、自身は支社で働いていて、高収入な方も多数います。企業に属していれば、働く場所よりも、勤務先の条件・給与レンジに左右されることの方が多いと言えるでしょう。フリーランスの場合は、もちろん関東の方が好条件で契約できる確率が高いです。

まとめ

世間一般的なイメージ通りに、所属する企業および働く地域で数値的には年収に差があらわれています。しかし、働く上で重要な条件は個々人で異なります。年収よりも大切なものは、たくさんあるので、自身の価値観を大切にし、その上で最適な職場環境を検討していきましょう。