デジタル化によるDX(デジタルトランスフォーメーション)とは?

直近の10年で、社会のデジタル化は物凄い勢いで進化してきました。ほとんどの人が、ガラケーからスマートフォンに変わりました。いつどこにいても、買い物ができ、SNSを通じて友人の近況を把握できるようになりました。企業内でも、メールのチェックはスマートフォンで行うようになり、書類等もデジタル化され、電子データとして処理・保管されるようになりました。

デジタル化されたことによるメリットは、今まで人手で行っていたプロセスを効率化したり、大量のデータを分析し新しい価値を見つけたりできることです。デジタルの情報を利用し、新しいサービスを生み出したりすることを、「DX:デジタルトランスフォーメーション」と呼んでいます。

デジタル化によって期待されるメリット

デジタル化されたデータのほとんどは、ここ数年のデータです。私たちは、このデジタル化されたデータを有効活用できているでしょうか?BtoCのビジネスの場合、デジタル化された情報は、採取消費者へと一直線に伝わり、ビジネスをよりスピード感をもって拡大できているイメージが強いです。

一方で、BtoBのビジネスを行っている企業内ではどうでしょうか?もちろん、社内にあった紙の書類をデジタル化すれば、その分オフィスのスペースは不要になり、賃貸料を下げることが出来ます。社内規則や知財情報もデジタル化することで、誰でも短時間で必要な情報までたどり着くこともできます。

しかし、BtoBのビジネスで求められているデジタル化は、もっと大きな部分で期待されています。デジタル化された情報の伝達・共有は企業内に留まらず、共にビジネスを行うクライアントおよびパートナー企業まで広げることができます。

今でも、企業間での契約の実績確認や、見積もりや請求書の確認には、膨大な時間と工数が使用されています。それらの情報を企業間でもシームレスに連携し、より円滑な手続きを行うことが求められています。このようなニーズの手助けをしてくれるのがクラウド化されたシステムです。SAPが提供しているモジュールやソリューションを使用すれば、企業間での共有の課題を解決する大きな手助けをしてくれます。

デジタルビジネスにおけるSAPの役割

SAPの役割は、ERP以外のシステムであってもデジタル時代で求められるリアルタイム化を実現するための、包括的なプラットフォームを提供することです。SAPのプラットフォームを使用すれば、段階的な業務とシステムのデジタル化を進めることができます。それは、各企業によって異なる予算と実行計画およびポートフォリオに沿って、各々で改善を行っていけるということです。

具体的には、BtoBのビジネスにはSAP Ariba、SAP Concur、SAP Fieldglass が提供されています。BtoCのビジネスには、SAP Hybris を兼ね備えたC/4 HANAが提供されています。また、社内の従業員向けにはSAP Success Factors、SAP Jamが提供されています。設備資産やIoTとの連携には、SAP HANA Cloud Platform IoT Servicesが提供されています。

これら4つのデジタル化分野に対して、S/4 HANA としてクラウドサービスが提供されており、SAP以外のシステムであってもデジタル時代で求められているリアルタイム化を実現する存在としてSAP HANA Platform を提供しています。SAPは、世界的なプラットフォーマーとしての役割を期待されています。

まとめ

世の中のデジタル化の勢いは、今後も衰えていくことはないでしょう。今後、どこまでの情報がデジタル化されていくのでしょうか。そして人々は、どこまでデジタル化された情報を有用に使用していくことができるでしょうか。現状は、企業の想像よりはるかに速い勢いで、世の中の情報がデジタル化されているように感じます。このデジタル化された情報を有益に利用するには、より斬新なデザインが必要になるでしょう。SAPのようなプラットフォームをできる限り有効活用し、デジタル化の勢いを超えるデザイン・アイデアが求められていると思います。