AIによるサイバー犯罪の対策について

2020年5月7日、SAPは人工知能(AI)によるサイバー犯罪の取り組みについて、ニュースを発信しました。AIへの抵抗はあるものの、AIを使用することで、行動分析から犯罪者を監視することができます。

ビジネスを保護するAIの役割

AIがビジネスを保護するのに役立つ分野の1つとして、サイバーセキュリティがあります。このコロナウィルスによる混乱期に、マルウェアのダウンロードや機密情報の漏えいをユーザーに促すフィッシングメールは、過去2か月で700%増加しています。また、一部のハッカーは、世界保健機関(WHO)からの寄付を求める詐欺的なメールメッセージ送信に、パンデミックを利用しています。

また、この混乱期の中、在宅勤務に変更になりコミュニケーションに必要なZoomやテレビ会議アプリを利用するユーザーが増えました。この時流に便乗して、Zoomの正規インストーラとマルウェアをバンドルし、コインマイナーをインストールさせるサイバー犯罪者の活動が確認されています。

AIにできるサイバー犯罪の検知

「すべてのサイバー犯罪の90%以上は人的ミスが原因です」と、SAPのサプライチェーンマネージメント研究所のジム・フレミング氏は述べています。人間の行動に起因する脆弱性をターゲットにしていると言うのです。この混乱期に在宅勤務になった従業員の62%が、個人のソーシャルメディアアカウントを仕事用マシンで使用しており、クラウドアクセスの90%を占めているそうです。

また、サプライチェーンやモノのインターネット(IoT)センサーは、サイバー犯罪に対して脆弱です。

フレミング氏は、AIとディープラーニングにより、コンピューターシステムがデバイスをより適切に監視することで、システムと人間の行動両方の異常とパターンを発見できるようになると予測しています。この行動分析は、企業が消費者の行動の他、従業員の行動を理解するのに役立ち、犯罪行為を警告する警告システムを作成するベースになります。

(画像はPixabayより)

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