SAP、ブロックチェーンのセキュリティについてニュースを発信

2020年6月3日、SAPは量子コンピューターの出現でブロックチェーンテクノロジーのセキュリティを脅かすと、発表しました。量子コンピューターがブロックチェーンで使用されている現在の暗号を破ると、ブロックチェーンの不変性を失うと、SAP Security ResearchのCedric Hebert氏は述べています。

量子コンピューターとは

量子コンピューターとは、従来のコンピューターとは異なる動作原理で「計算するプロセス」を実現するものです。量子力学の原子、電子などの非常に小さなものの動きの振る舞いを使用して、「重ね合わせ」や「量子もつれ(エンタングルメント)」といった計算を行うシステムです。

ブロックチェーンの今後

従来のブロックチェーンは非対称暗号に基づいており、不正な署名を防ぎますが、量子コンピューターはチェーン内のブロックの不変性を壊し、履歴トランザクションを改ざんすることが理論的に可能です。

同社は、量子化後アルゴリズムを評価し、既存のSAPアプリケーションを量子的に安全にする方法を検証しています。壊れた暗号を置き換えるか、新しい暗号を統合するには数十年かかります。さらに、量子アルゴリズムのセキュリティは完全には理解されていないため、壊れた場合はアルゴリズムを置き換える準備をする必要があると予測しています。

(画像はPixabayより)

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